「マツダ・RX-7・FC3C型カブリオレ」1988年式の磨き&ボディガラスコーティング(前編)

①洗車直後のボンネットの画像です。塗装面全体が無差別方向の凸凹のキズにより、光が乱反射しています。
(値段の問題もありましたが『是非施工してほしい』と言う事でお預かりする事になりました)

②磨き&ボディガラスコーティング直後の画像です。ディテールをしっかり磨いて、ガラスコーティングしました。光の乱反射が抑えられ鏡面状の輝きです。

(施工内容は、以下で説明します)

③不安的中です。10年前に全塗装された塗装が、不完全でした。ソリッドのブリリアントブラックでなく、水研ぎしたキズを残したまま、クリアーを吹いていたのです。どんなに荒いコンパウンドを使ってもクリアーの下の傷は消せません。

④しかし、一旦預かってしまったお車です。「出来る限りの事はするぞ」と荒処理の磨きをすすめていきました。連日、一番荒いコンパウンドを使いながらがら、長~い磨き作業が、続きました。

⑤今日も荒処理の磨きです。祈るような気持ちで、荒処理の磨きを続けました。少しづつですが、くすんでぼやけていたプレスラインが、ハッキリしてきました。

⑥荒処理の磨きだからこそ、慎重で丁寧な作業が必要です。塗装の端の薄い部分は厳重にマスキングをして、保護しています。

⑦腰を曲げた低い姿勢での磨き作業は、凄く辛いです。古い車を磨き続けるのは、地味で苦しい。コツコツと磨き進める作業をしていると頭が空っぽになってくる。余計なことを考えずに作業だけに集中している。

⑧毎日コンパウンドを替えながら磨き続けて、ようやく最終の仕上げ磨きです。ポリッシャーを替え、コンパウンドも替え、車全体を慎重に、細かいバフとコンパウンドで最終の仕上げ磨きです。


(余りにも長い時間を掛けて、黙々コツコツと、そして淡々細々と昭和63年式を磨き続けたので、この車のボディガラスコーティング作業と仕上げ工程は、来週アップ致します)